沖縄離島の伊是名島旅行| 沖縄ツーリストは格安ツアー・プランをご案内します!

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夜の海に潜り、太陽の下で植える島の暮らし。

尚円王を生んだ伊是名島は、
失われつつある沖縄の暮らしが今も色濃く残っている島だ。
太陽の動きに合わせて、暮らしている人々。
太陽が照りつける時間には島人たちは集まってサトウキビ畑で働いていた。
刈り取ったサトウキビの節をふたつ残して切ると、
それが種苗になるのだという。
冬を越す前の、まだそれほど甘くないサトウキビ。
寒さに当てて糖度を上げるため、冬が来る前にサトウキビを植えておく。
ほっかむりで日差しを避ける一人のおばあに声をかけると、
カクシャクたる口調で、植え付けについて説明をしてくれた。
農協の土地に共同で種苗を作り、それぞれの畑に植えること。
種苗の中の虫を殺し、芽を出させるためにしばらく水に浸けること。
おばあは80歳を超えていて、ほとんどが60歳以上だということ。
ハブのいない島の畑に腰を下ろして、村人が助け合ってサトウキビを刈る風景を
果たしていつまで見ることができるだろうか。

人口1500人ほどの小さな伊是名島で育まれた産業に
モズクの養殖がある。
県の試験場や琉球大学と共同で研究を行ってきた諸見豊次さんは、
昭和53年からモズクの養殖に取り組んでいる大ベテラン。
温度管理された部屋でシャーレにモズクの種を培養し、
2週間ほど“陸”で育ててから網に付けて海へと還す。
「みんな最初は反対したさ。でも儲かったからみんなやりだしたね(笑)」
モズクは、気温が下がる11月から2〜3月頃まで海で育てられて
島の海人たちが総出で引き上げて、本島へと出荷されていく。
天然物と養殖のもので味に差があるというよりは、
その収穫のタイミングによって味が変わるのだと諸見さん。
しっかり成熟したものは、歯ごたえがしっかりしている分、天ぷら向け。
そのまま食べるのならば、若すぎず、歳を取り過ぎず。
島で食べたモズクはやはり適度な歯ごたえで味がしっかりしていた。
諸見さんは、モズクの後には、海ぶどうの養殖場へと連れて行ってくれた。
沖縄の名産品が、生み出される島。

夕暮れ、日に焼けた男たちが港へと集まってきた。
タバコをくわえながら島の言葉で早口で話す。
週に3回ほど、こうして海人たちは集まって海へと漁に出る。
「魚たちが眠っているところを突くんですよ」と船を操る伊禮米市さんが言う。
「だから、夜になるまで待っているんです」

港がまだ見える場所にある灯台の付近で、
ボンベを背負わない素潜りの男たちが二人、海へと潜っていった。
ヘッドライトの光で海が鮮やかなブルーに染まる。
二人をその場に残して、さらに沖へと船を進める。
今度はボンベを背負って海人たちが海へと潜っていった。
彼らが海へ潜っている1時間弱の間に、
夜はどんどんと深くなり、星がくっきりと見えるようになった。
サーチライトのように海の中を光が動き回っている。
荒い呼吸で船へと上がってきた男たちが引っ張り上げる網の中には、
アオブダイやセミエビ、ハタ類など、色とりどりの魚介類。
わずかの間でこれほど海の恵みを突くことができるのか。
少し場所を変えて、再び潜っていく男たち。
彼らが船へと帰ってくるのを待つ間、伊禮さんに魚をさばいてもらった。
「これはチヌマンっていう魚。テングハギですね。
本島だと臭くて食べないけど、島の人は大好きな魚です。鮮度が命だからね」
南の島の魚とは思えないほどに脂がたっぷりとのっていて、美味い。
海人や島人しか知らない味がある。
伊禮さんの師匠である、最ベテランの海人が
「つまんね。魚いないんだもん」と早々に上がってきた。
それでも袋にはイシダイやハリセンボンなど多くの魚が入っている。
夜の海で魚を突く伝統漁は、仕事でありながらも、最高に楽しい遊びだった。
もう何十年と夜の海で働き、遊んできた男たち。
島の恵みと共に生きる暮らしは、日々、喜びに満ちたものなのだろう。

DATA

  • 島の面積:14.16km²
  • 島の周囲:16.7km
  • 島民数:1531人(794世帯)*
  • 島のアクセス:運天港~仲田港へフェリーで55分
    1日2便 詳しくはこちら >>
  • 島の飲食店:14店*
  • 島の宿泊:18施設*
  • 島の商店:20店*
  • 島のレンタサイクル:1施設*
  • 島のレンタカー会社:1社*
  • 島のレジャー施設:1施設*
    *2015年9月30日現在

その他、お問い合わせ先
一般社団法人 いぜな島観光協会 電話:0980-45-2435

ハブの生息は確認されておりません。

太陽食堂

営業時間:11~17時 休み:日曜日
住所:伊是名村勢理客1542 電話:0980-50-7330

レストハウスかみやま

営業時間:11時30分~15時 休み:不定休
住所:伊是名村字仲田761 電話:0980-45-2016

菓子の島

営業時間:14~19時 休み:不定休
住所:伊是名村字仲田764 電話:0980-45-2363

居酒屋 天城

営業時間:18~24時 休み:不定休
住所:伊是名村諸見3872-1  電話:0980-45-2989

まる富

住所:伊是名村字諸見135
電話:0980-45-2666

なか川館

住所:伊是名村字仲田743-4
電話:0980-45-2100

吉田ストアー

営業時間:9~23時 休み:不定休
住所:伊是名村仲田417 電話:0980-45-2608

島ぬ売店

営業時間:8時~ 休み:年中無休
住所:伊是名村字仲田177-7 電話:0980-45-2781

漁業協同組合

営業時間:9~17時 休み:土日祝・年末年始
住所:伊是名村字勢理客2809-3  電話:0980-45-2210

JAスーパー(ねーがり農産物直売所)

営業時間:9~18時 休み:年中無休
住所:伊是名村字仲田1165 電話:0980-45-2722

伊是名レンタカー
レンタカー・レンタサイクル

営業時間:8時30分~17時 休み:年中無休
住所:伊是名村字仲田177-6 電話:0980-45-2394

そのほかの魅力

まる富

伊是名米をはじめ、グルクンの唐揚げやイカスミ汁など、島の食材を使った料理を食べることができる民宿。島の人が食事に来ることも多く、島と外との交流地点のような空気もある。夜の漁で海人が突いた魚を仕入れることもある。

まる富

営業時間:昼食時、夕食時  休み:不定休
住所:伊是名村諸見134 電話:0980-45-2666

伊是名 海ぶどう

もずくに並ぶ伊是名島の名物が、海ぶどう。水質の管理が重要な海ぶどうの養殖は、選別、管理のほとんどの工程が手作業で行われている。伊是名の海から汲んだ水を循環させて、水槽の中で育てられている。伊是名漁港には、漁業協同組合の直売所があり、収穫されたばかりのフレッシュな海ぶどうを手に入れることもできる。

漁業協同組合

営業時間:9:00〜17:00 休み:土日祝日
住所:伊是名漁港内 電話:0980-45-2210

伊是名集落/銘苅家住宅

積まれた石垣に赤い瓦屋根。フクギの木漏れ日の路地。沖縄の伝統的な集落の姿を残した「伊是名集落」の中には、重要文化財に指定されている銘苅家住宅もある。琉球王朝を築いた尚円王の叔父にあたる家系が暮らす住宅だったという。とても暑く、台風の多い気候でいかに快適に過ごすかを追及された伝統的な家屋。美しい建築様式が残されている。

稲作

伊是名では水に恵まれていたために、沖縄では珍しい稲作が行われている。島を走れば、サトウキビ畑の向こうに水田が見え、不思議な光景のように感じられるかもしれない。湧水によって育てられた伊是名米「尚円の里」など、独自のブランド米も作っている。島内のスーパーや農協、港の土産物店などで購入することができる。

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